第3回 酒類飲料概論3 フランス(概論、ロワール)

さてさて。

 

第3回ですがとりあえず酒類飲料概論は一旦おいといて

にフランスに行ってまいりましょう。

 

・ワインに関するEUの規則

 

AOPとIGP

 

AOP:原産地呼称保護

原料はヴィティス・ヴィニフェラ種のブドウのみ

 

IGP:地理的表示保護

 

AOP.IGPともに85%以上使用する

 

義務表記

AOP.IGPはその表記と名称

・アルコール度

・原産地

・瓶詰め業者名

任意事項

・原料ブドウ品種(単一は85%)

・2種類以上の場合は合計で100%で多い順

 

例題:

Q.EUにおけるラベルの任意記載事項をあげよ

A.収穫年(ただし85%以上使用)

 

フランス概論

2014年ワイン生産量世界第1位(2015年は2位)

 

ブドウ品種

最大生産品種 白:ユニブラン 黒:メルロ

白はブランデー用として栽培

 

・歴史

病害の順番

①1855~1856年 ウドンコ病

②1863~19世紀後半 フィロキセラ

③1878~1880年 べト病

・1935年 AOCを制定

 

・気候

①大陸性気候:シャンパーニュブルゴーニュ、ロワール上流

②海洋性気候:ボルドー、コニャック、ロワール下流

③地中海性気候:南部の地中海沿岸、コルシカ島

④高山性気候:東部のヴォージュ山麓、ジュラ、アルプス山系

 

●ロワール

概論

・ロワール川:全長1,000km、フランス最長、100を超える城

・「フランスの庭」

・白ブドウ生産53%

※寒い地方は収穫が早い白ブドウの収穫が多くなる

・地方AOCはないがIGPヴァル・ド・ロワールがある

 

ブドウ品種

・Melon de Bourgogne(Muscadet)ミュスカデ

ブルゴーニュ原産

白:

・Cheninシュナン

・Sauvignonソーヴィニヨン/ブラン・フュメ

サントル・ニヴェルネ地区

黒:

Cabernet Francカベルネフラン/ブルトン

 

下流より

●ペイ・ナンテ地区

AOC

Muscadet(ミュスカデ)

Muscadet-de Sevre et Maine(ミュスカデドセーブルエメーヌ)☆最大

※シュールリーの表記が認められている

 

覚えるところ

①ペイ・ナンテ=ミュスカデ

②2011年に4つのAOCが昇格

 

●アンジュー&ソミュール地区

AOC

Saumur Champiguy(ソミュール・シャンピニィ)

ロワール川最高の赤

 

白甘口4つのAOC

Coteaux du Layon(コトーデュレイヨン

Coteaux du Layon premier cru Chaume(-プルミエクリュショーム)

Quarts de Chaume gran cru(カールドショームグランクリュ)・上質☆2011年昇格

Bonnezeaux(ボンヌゾー)・上質

※ピノードラロワールから甘口の白ワインを造る。

 

その他

Savennieres(サヴニエール)白  シュナン

Cremant de Loire(クレマンドロワール)泡

 

●トゥーレーヌ地区

赤、白、ロゼ、スパークリングと多彩

主にカベルネフランだけを使う

☆赤、ロゼを覚える

Bourgueil(ブルグイユ)

Saint-Nicolas-de-Bourgueil(サンニコラドブルグイユ)

RrB

Chinonシノン

 

●サントル・ニヴェルネ地区

主要AOC

☆Sancerre(サンセール)RrB ☆最大 左岸

ソーヴィニヨンブランが有名

白のみ

Pouilly Fume(プイイ・フュメ)B ☆右岸

Quincy(カンシー)

Pouilly Fume(プイイ・シュール・ロワール)

☆昇格

Chateaumeillant(赤、グリ) ☆サントル・ニヴェルネ地区で最も新しい

グリ・・・ガメイを直接圧搾した、色の淡いロゼ

ぜひ、飲んでみたいですね。

 

今回はこんなもんでしょうか。

 

フランスは量が多いです

しっかり、覚えやすいところからまんべんなく覚えていこう

配点は30-40点ほどだそうでロワールは5点ほど